小柴胡湯(しょうさいことう) |
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【効能効果】
ツムラ小柴胡湯エキス顆粒(ツムラ9番)は1.体力中等度で上腹部がはって苦しく、舌苔を生じ、口中不快、食欲不振、時により微熱、悪心などのあるものの次の諸症。 諸種の急性熱性病、肺炎、気管支炎、感冒、胸膜炎・肺結核などの結核性諸疾患の補助療法、リンパ腺炎、慢性胃腸障害、産後回復不全2.慢性肝炎における肝機能障害の改善等に良く効きます。 【用法用量】 通常、成人1日ツムラ小柴胡湯エキス顆粒(ツムラ9番) 7.5gを2〜3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。 【成分・性状】 小柴胡湯エキス顆粒(ツムラ9番)7.5g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス4.5gを含有する。 日局サイコ 7.0g 日局ハンゲ 5.0g 日局オウゴン 3.0g 日局タイソウ 3.0g 日局ニンジン 3.0g 日局カンゾウ 2.0g 日局ショウキョウ 1.0g 添加物 日局ステアリン酸マグネシウム、日局乳糖、ショ糖脂肪酸エステル 剤形 顆粒剤 色 淡黄褐色 におい 特異なにおい 味 わずかな甘味 識別コード ツムラ/9 【基本的注意】 1. 慢性肝炎における肝機能障害でツムラ小柴胡湯エキス顆粒(ツムラ9番)を投与中は、血小板数の変化に注意し、血小板数の減少が認められた場合には、投与を中止すること。 2. ツムラ小柴胡湯エキス顆粒(ツムラ9番)の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与すること。 なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避けること。 3. ツムラ小柴胡湯エキス顆粒(ツムラ9番)にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値等に十分留意し、異常が認められた場合には投与を中止すること。 4. 他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意すること。 【副作用】 1発現状況 使用成績調査(1995年10月〜1997年3月)において、2,495例中、69例(2.8%)88件に臨床検査値の異常を含む副作用が報告された。 本項には頻度が算出できない副作用報告を含む(承認時〜1998年7月)。 2重大な副作用 (1). 間質性肺炎(0.1%未満) 発熱、咳嗽、呼吸困難、肺音の異常(捻髪音)等があらわれた場合には、ツムラ小柴胡湯エキス顆粒(ツムラ9番)の投与を中止し、速やかに胸部X線等の検査を実施するとともに副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。 また、発熱、咳嗽、呼吸困難等があらわれた場合には、ツムラ小柴胡湯エキス顆粒(ツムラ9番)の服用を中止し、ただちに連絡するよう患者に対し注意を行うこと。 (2). 偽アルドステロン症(0.1%未満) 低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、浮腫、体重増加等の偽アルドステロン症があらわれることがあるので、観察(血清カリウム値の測定等)を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。 (3). ミオパシー(頻度不明) 低カリウム血症の結果として、ミオパシー、横紋筋融解症があらわれることがあるので、脱力感、筋力低下、筋肉痛、四肢痙攣・麻痺、CK(CPK)上昇、血中及び尿中のミオグロビン上昇が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。 (4). 肝機能障害、黄疸(頻度不明) AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、γ-GTPの著しい上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。 3その他の副作用 頻度不明 0.1〜5%未満 0.1%未満 過敏症注1) 発疹、そう痒、蕁麻疹 消化器 便秘 食欲不振、胃部不快感、嘔吐、下痢 悪心、腹痛 泌尿器注2) 血尿、残尿感、膀胱炎 頻尿、排尿痛 注1)このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。 注2)このような症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。 【警告】 1. ツムラ小柴胡湯エキス顆粒(ツムラ9番)の投与により、間質性肺炎が起こり、早期に適切な処置を行わない場合、死亡等の重篤な転帰に至ることがあるので、患者の状態を十分観察し、発熱、咳嗽、呼吸困難、肺音の異常(捻髪音)、胸部X線異常等があらわれた場合には、ただちに本剤の投与を中止すること。 2. 発熱、咳嗽、呼吸困難等があらわれた場合には、本剤の服用を中止し、ただちに連絡するよう患者に対し注意を行うこと。(「重大な副作用」の項参照) 【禁忌】 1. インターフェロン製剤を投与中の患者(「相互作用」の項参照) 2. 肝硬変、肝癌の患者[間質性肺炎が起こり、死亡等の重篤な転帰に至ることがある。] 3. 慢性肝炎における肝機能障害で血小板数が10万/mm3以下の患者[肝硬変が疑われる。] 【慎重投与】 1. 著しく体力の衰えている患者[副作用があらわれやすくなり、その症状が増強されるおそれがある。] 2. 慢性肝炎における肝機能障害で血小板数が15万/mm3以下の患者[肝硬変に移行している可能性がある。] 【併用禁忌】 薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子 インターフェロン製剤 インターフェロン-α インターフェロン-β 間質性肺炎があらわれることがある。 (「重大な副作用」の項参照) 機序は不明 【併用注意】 薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子 カンゾウ含有製剤 グリチルリチン酸及びその塩類を含有する製剤 ループ系利尿剤 フロセミド エタクリン酸 チアジド系利尿剤 トリクロルメチアジド 偽アルドステロン症があらわれやすくなる。 また、低カリウム血症の結果として、ミオパシーがあらわれやすくなる。 (「重大な副作用」の項参照) グリチルリチン酸及び利尿剤は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が促進されることが考えられる。 【高齢者への投与】 一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意すること。 【妊婦、産婦、授乳婦等への投与】 妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。 【小児への投与】 小児等に対する安全性は確立していない。[使用経験が少ない] 貯法:しゃ光・気密容器 使用期限:容器、外箱に表示 |
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【取扱品】 ツムラ小柴胡湯エキス顆粒(しょうさいことう)ツムラ9番 ツムラ小柴胡湯エキス顆粒大箱(しょうさいことう)ツムラ9番 錠剤:一元製薬 小柴胡湯(しょうさいことう) |
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小柴胡湯(しょうさいことう)は、 柴胡桂枝湯 |
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