新光電子製電子天秤とノートPCを接続するRS232Cケーブルの自作

用意するもの。
1:ノートPCのRS232Cポートに合う市販RS232Cケーブル1本 (機種により9ピンメス・25ピンメス・14ピン(9821用)等がある。)
2:DIN 5PIN オスのコネクター(電子天秤RS232Cオプションに1個添付されている。)
3:半田・半田ごて・導通をチェックするためのテスター(テスターがなければ乾電池と豆電球等で代用可能)・ニッパーなど


RS232Cケーブルの自作が無理だ!という方はお近くの新光電子梶Eイシダ鰍フ営業所にご相談ください。特注にてケーブルを作成していただけるそうです。価格は1万円程度との事でした。


                                
電子天秤オプションに添付のDIN5PINコネクタ(半田づけ面) 【写真上】RS232Cコネクター3種類(使用するPCによって違うから要確認のこと)
信号D-SUB
9ピン
D-SUB
25ピン
NEC98
14ピン
TXD3 9
RXD2 1
GND5 12,13,14
左はPC側コネクターのピンアサイン対比表です。今回はD-SUB 9ピンコネクターで作成しました。
他のタイプのコネクターを使用する場合は、下記のPC側ピン番号を読み替えて作成して下さい。
【作業1】
市販RS232Cケーブルの片側を切断してコードを出す。ケーブルの長さは、長目にしておくと配置換え等で”届かない”なんて事が無くて良い。2m程度あればまず大丈夫?



結線は下記の通り
3本のコードを半田付けする必要がある。

PC側D-SUB9pin・・・新光電子秤DIN5pin
    D・・・・・・・・・・・・・・D(信号GND)
    A(RXD入力)・・・・・C(TXD 出力)
    B(TXD出力)・・・・・B(RXD 入力)

       シールド・・・・・・・・・シールド
        (シールド線はDIN5PINの金具にかしめる。)
電子天秤との接続は、上記のようにクロス結線となります。

    
【作業2】
半田付けするする前に何色の線がどのPINにつながっているのをテスターを使って確認する。
使用するRS232Cのケーブルの仕様(ストレート・クロス)で何色のコードが何番PINに結線されているか判らないのです。

テスターで導通をチェックすれば簡単に確認できますが、テスターが無い場合は、乾電池と豆電球などで工夫代用してチェックして下さい。

今回使用したケーブルは結線コードは
D-SUB9pin 
  D・・・・・・・・緑
  A・・・・・・・・・赤
  B・・・・・・・・オレンジ
  シールド・・・裸線   でした。

結線しない余分なコードは短くカットしてしまいます。
ショートしないように注意してください。

まずコネクターカバー(黒いカバー)をケーブルに通しておきます。

DIN5PINコネクターを固定して、3本のコードを半田付けします。
上に出ている銀色のコードはシールド線です。
D-SUB9pin     電子秤DIN5pin
D・・・・・・・・緑・・・・・・・・・D
A・・・・・・・・・赤・・・・・・・・・C
B・・・・・・・・オレンジ・・・・B
シールド・・裸線・・・・・・・コネクターとケーブルの間に挟んで、かしめます。
半田付けが終わったら、結線を再度確認してコネクターを組み上げます。
シールド線は赤丸の部分に挿みペンチでカシメます。(写真ではコードの下になっています。)
先にケーブルに通して於いたコネクターカバーをかぶせれば、完成です。